8月15日LEG6。

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8月9日から始まったFEDERAL-FLEXアジアクロスカントリーラリー2014も、いよいよ今日が最終日だ。今日はSS6のあとにフィニッシュセレモニーが予定されている。そのため総走行距離197.02km、SS6が51.02kmと、SS6の距離は短いが、何が起こるか分からないのがラリー。エントラントもマシンも疲れは最高潮だが、最後まで気を抜けない戦いが始まった。


朝7時30分。コンボイでホテルを出発。カンボジアの首都プノンペンの街中をラリーマシンがコンボイで駆け抜ける。今日も朝から快晴。「暑い」という言葉しか出ない。FEDERAL-FLEXアジアクロスカントリーラリー2014が始まった8月9日LEG0から、一度も雨に降られることはなかった。雨季に当たるこの時期で、昨日、移動のリエゾンの時に雨が降ったぐらいで、乾いたコースをマッディな路面に一変させるほど降ることはなかった。雨が降ればカンボジアの赤い大地がマッディな路面となり、また違う結果を生んだであろう。今年はハイスピードの戦いとなった。もちろん、ガチガチに乾いた大地は、容赦なくマシンとエントラントを痛めつける。サスペンション、駆動系、エンジンなど、鍛え上げられたマシンだけが、最終的には残ってきた。その戦いも今日が最後である。

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コースは狭く、そして穴が多いカンボジア特有のコースである。そして、いよいよ最終SSがスタートした。カンボジアステージの特長としてはフラットなところが多く、また村を駆け抜けることが多い。そのため、ラリーマシンの走りを一目見ようと集まってくる。ギャラリーが多いのが、今年の印象のひとつにある。

LEG5/SS5が終了した時点で総合成績だが、二輪は#110 前田啓介選手がトータルタイム6時間22分01秒でトップ。2位の#118 Koun Phandara選手とは8分50秒の差。3位は#102 江連忠男選手で、トップから10分28秒差がある。このまま行けば、日本人が総合優勝を果たすことができる。

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四輪の日本人最高は#4 青木拓磨 / lttipon asimaraks / 椎根克彦組で、3位のVorapot BUNCHUAYLUEA / Chupong CHAIWAN組との差は7分49秒。そしてトップとの差は59分10秒となっている。何かあるのかが分からないのがラリー。SS6の距離は51.02kmと短いが、さらに上の順位を目指す。

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最後まで何が起こるか分からないのがラリーである。総合優勝を目指す二輪の#110 前田啓介選手がパンク。そのままなんとか走り切りゴールを迎えた。8分50秒の差があるとはいえ、かなり差が詰まってしまったのだった。

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SS6の成績だが、二輪は#107池町佳生選手が43分09秒でトップ。2位は#117 Touch Thach選手で44分57秒、3位は#111 高橋主剛選手で46分21秒でゴールした。

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四輪は、#6 Chumnan ON-SRI / Chonlanat PHOPIPAD / Chakkaphop thepyuhin組が40分31秒でトップ。2位は、#15 青木孝次/Wuttichai THRITARA組で42分10秒、3位は#7 伊藤芳朗/平賀健組で43分00秒でゴールした。

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総合成績は#110 前田啓介選手が7時間15分16秒で総合優勝。2位が7時間20分37秒で#118 Koun Phandara選手、3位には#102 江連忠男選手が7時間23分39秒が入った。

四輪が#11 Muttapon ANGRITTHANON / Peerapong SOMBUTWONG組が10時間06分35秒で総合優勝。2位が10時間51分32秒で#8 Wichawat CHOTIRAVEE / Athikij SRIMONGKHOL組が、3位は10時間57分08秒で#3 Vorapot BUNCHUAYLUEA / Chupong CHAIWAN 組となった。日本人最高は4位に#4 青木拓磨 / lttipon asimaraks / 椎根克彦組が11時間05分08秒で入った。

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各車、無事最終SS6のゴールを迎えた。ここからはセレモニー会場まで移動だ。その途中、土砂降りの雨に見舞われた。ただ、降り続くことはなく、途中からは快晴に。そしてコンボイを組み、王宮前広場に向かう。ここはプノンペンの中心部であり、観光のメッカである。セレモニーは1台ずつポディウムに登り、ここまで走り切った栄光をたたえる。リエゾンは931.28km、SSは1055.2km(LEG0スーパーSSを含む)と、総走行距離1986.48kmを走り抜け、灼熱の大地との戦いと言えた今年のFEDERAL-FLEXアジアクロスカントリーラリー2014が幕を閉じた。

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