まずは日本語によるブリーフィング。公式ブリーフィングそのものは翌13日の車検後に行われるのだが、全て大会公式言語の英語で行われるため、事前に日本人エントラントだけを集め、日本語による説明が行われるのだ。
これはMOTOクラスの併設などによって近年増加傾向にある初出場エントラントを救済すべく設定されたもので、参加は任意。でも大勢の日本人が顔を出していた。
なおその際、SS(スペシャル・ステージ)区間内で行われる スピード規制 についての注意喚起が行われていたので、ここで少しだけご紹介しておこう。
これは安全上の観点から、タイム計測区間内でも速度が40km/hに制限されるもので、コース内に専用のマーキングが設置され、違反者にはペナルティが科される、というもの。一回目の違反では5000バーツの罰金と20分のペナルティ。二回目ともなるとFIA および FIM による審査にかけられ、最大で失格処分の裁定。また、規制区間内で事故をおこした場合は即失格と、いずれも厳しい罰則が科されるので、ルールを守り、安全に競技を進めて欲しい、とのことだった。
その後、3時半からメディアミーティングが行われ、18時半からは大会協賛スポンサーの 古河電池 によるウェルカムパーティーが行われた。
パーティーはリバーサイドにあるホテルのデッキからチャーター船に乗り込み、夕涼みの川面の上で黄昏の景色を楽しみながら食事をする、という豪勢な趣向で、大勢のエントラントや関係者が招待されていた。
冒頭は古河電池の海外戦略本部 本部長 太田信一郎氏 によるご挨拶で始まり、宴たけなわの頃には AUTO代表として篠塚建次郎選手が、MOTO代表として 池町佳生選手が挨拶。それを皮切りに各チームの紹介なども行われ、関係者一同、親睦を深めながらラリー前のひとときを存分に楽しんでいたようだった。