8月10日(土) 曇り時々晴れ パタヤ

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サン・クロレラ アジアクロスカントリーラリー開幕!

24回目を迎えたFIA公認の国際ラリー「サン・クロレラ アジアクロスカントリーラリー」がタイ王国のビーチリゾート、パタヤにて幕を開けた。

セレモニアルスタートが行われたのは七色のネオンに照らし出されたウォーキングストリートのまっただ中。バーやカフェが林立し大音量の音楽が鳴り響く不夜城の中に突如として特設ステージが設けられ、そこへ色とりどりのラリーマシンとバイクが大挙して到着。各国の観光客がひしめく大観衆の中、パタヤ市長によるラリー開幕の祝辞を皮切りに歓喜と熱狂のセレモニーが始まったのだ。

これに遡ること約12時間、オフィシャルホテルでは朝から四輪と二輪の車検が行われ、昼過ぎには翌日のコースが読み取れるルートブックの配布が開始。15時からは今大会初となる公式ブリーフィングが行われ、その後18時頃に全参加マシンがホテル横に集結。ポリスカーの先導のもと、カオス渦巻くウォーキングストリートへと旅立っていったのだ。

今年の競技は8月10日から16日まで7日間の日程。4日目にはミャンマーに越境、新首都ネピドー(Naypyitaw)でのゴールを目指すおおよそ2,300kmの行程だ。

アジアクロスカントリーラリーがミャンマーに越境するのは2000年の第五回大会以来19年ぶりのこと。その間も何度か計画されてはいたのだがなかなか開催がむつかしく、今回、関係者及びミャンマー政府の尽力によって長年適うことのなかった「夢のクロスカントリー」が実現した。

参戦車両は二輪が35台、サイドカーが2台、そして四輪が34台。これに、ゴールまでの特別ルートをタイム計測することなくドライブで楽しむ「アドベンチャー・チャレンジ」の3台を加えると、総勢74台という陣容だ。

コンペティターのマシンだけでも昨年より20台近く増加しており、これらのクルマをゴールまで支えるサービスの車両だけで70台以上。さらにメディアカーやオフィシャルカーなどの関係車両を全てを加えると全部で180台以上という賑やかさだ。

乗車する人数でカウントすれば、大方500人近い関係者が加わっていると推察され、この巨大な「ラリー・サーカス」の一団が大挙して北上し、タイ/ミャンマー国境を超えてネピドーへ向かう、ということになる。その姿を想像するだけでもかなりの迫力となることが予想される。

参加者達の車種や国籍もさらに一層多様になり、今年は二輪四輪あわせて15もの国や地域からエントリーが行われた。今年はこのレポート内で全ての参加車両のスタートの模様をご紹介することがむつかしくなってしまったが、最後に、出走の早い順(ゼッケン番号の早い順)に各地域の選手をピックアップしてご紹介して行こうと思う。実際にタイム計測が行われる競技は明日11日から開始される。

MOTO class 全34台

☆日本 昨年の優勝者
♯1 Yoshio IKEMACHI(FB International)Yamaha WR450
☆カンボジア
♯2 Koun Phan DARA(Dara Motorcycle TOP 1 Oil)KTM 450EXL
☆タイ
♯3 Jakkrit CHAWTALE KTM 450 EXC-F

タイ
♯4 Sumaetee TRAKULCHAI(FB International)Husqvarna FX350
☆ウェールズ
♯9 Kyle ROBERTSON(SAVAGES Top 1 oil Race Team)Husqvarna FE

日本
#8 Masanobu OGA(PlanBee Racing Team with takuma-gp)Yamaha YZ250F
☆インドネシア
♯11 Rudy POA(INDONESIA CROSS COUNTRY RALLY TEAM)KTM SS600

日本
#12 Seiji KUMADA(DIRTSPORTS RT with Team JAPAN)Honda CRF250L
☆マレーシア
♯14 Muhammad Hazlami MUSTAPA KAMAL(TEAM MALAYSIA ASIA RALLYE)Honda CRF250 Rally

日本
#15 Takuya ONO(ETENOIR)Yamaha YZ250FX
☆オランダ
#16 Willem VERMEULEN(SAVAGES Top 1 oil Race Team)Husqvarna FE

カンボジア
#17 Chhour Chan SOVAN(Dara Motorcycle TOP 1 Oil)Sherco 300 SEF
☆スコットランド
#21 David ROPER(SAVAGES Top 1 oil Race Team)Husqvarna FE
☆シンガポール
#22 Abdul Ra'uf JAILANI(TEAM MALAYSIA ASIA RALLYE)Honda CRF250 Rally

#23 Daigo MIYAZAKI(DIRTSPORTS RT with Team JAPAN)Husqvarna FE450
☆中国
#34 Peng CHAOXIAN(SAVAGES Top 1 oil Race Team)Husqvarna FE

☆ミャンマー
#35 Kabar WIN(Team Myanmar)KTM 500EXC SixDays

SIDECAR class 全2台

☆日本
♯66 Masahito WATANABE / Masahiro OZEKI(Japan Racing Sidecar Association)Wsp WSP

AUTO class 全35台

☆タイ 6年連続の優勝者
♯101 Natthaphon ANGRITTHANON / Peerapong SOMBUTWONG(The Land Transport Association of Thailand-Isuzu)Isuzu D-MAX
☆カンボジア
♯107 Ho SITTHIKUN / Seng SOCHEATA / Pov TECHLENG(Team KARA Cambodia)Toyota TACOMA
☆日本
♯108 Satoshi TAKENO / Naoyuki YANAGAWA(Garage MONCHI JAPIND)Suzuki JIMNY
☆インドネシア
♯116 Memen HARIANTO / Rimhalsyah(INDONESIA CROSS COUNTRY RALLY TEAM)Jeep CJ-7
☆台湾
♯127 Roslyn SHEN / Vivian HUANG(Roslyn Rally Sports)Ssang Yong REXTON SPORTS
☆ベトナム
♯133 Giang HOANG / Cong Phat TRAN(RACING AKA)Mitsubishi TRITON
☆ミャンマー
♯134 Nay Win HLAING / Thu Rein WIN(Team Myanmar)Toyota LANDCRUISER 80

Adventure Challenge class 全3台

☆大韓民国
♯63 Sang Ho HWANG / Sung Gi BACK / Jang Ho ROH(KOREA2)Ssang Yong KORANDO SPORTS
☆日本
#65 Masahiro YOKOTA / Etsuko OKI(IKAHO Toy Doll Car Museum)Hindustan AMBASSADOR
株式会社サン・クロレラ 中央自動車大学校