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車検の様子
ブリーフィングの様子
ラリーガール
セレモニアルスタートの様子
8月13日(日)パタヤ

Day 0

スタートは眠らぬ街「パタヤ」の繁華街
第28回アジアクロスカントリーラリーが開幕した!

国際自動車連盟(FIA)公認の国際ラリー「アジアクロスカントリーラリー(AXCR)」がタイ中部の高級ビーチリゾート「パタヤ」にて開幕しました。

今年の競技は8月13日から19日まで、7日間の日程。5日目にはラオスとの国境を越え、ラオス第2の都市「パクセ」を目指します。その後、パクセのホテルを起点に2日間はループコースで競技が行われ、最終日にはユネスコの世界遺産「プラーサート・ワット・プー」でゴールを迎えます。

本大会はコロナウィルスの影響で丸2年間中止を余儀なくされ、3年目も乾期の11月に順延。移動を伴わぬ短縮日程での開催で、必ずしも「完全復活」とは言い切れない状態でした。

でも今年は4年振りとなる「夏」の開催。熱帯性モンスーン気候の雨期まっただ中で行われる「アジア伝統の一戦」がようやくこの地に帰って来ます。

前半戦はパタヤからタイ北西部に向かい、プラーチーンブリー、スリンを経てウボンラチャターニーへ至るルート。ここではタイでお馴染みのプランテーションやジャングルなどが続きます。

後半戦のラオスで待ち受けるのは、メコン側東岸の赤土と、雨が降ればすぐにドロドロ、ヌタヌタとなる泥濘地の連続。本格四輪駆動車とはいえ簡単に走り抜けることができない、難しいコースが続きます。

コースの総延長は約2,070km。このうち、定められた時間内に公道を移動するロードセクション(リエゾン)は約1,090km、タイム計測を行い、速さを競うスペシャルステージが約980kmとなっています。

多種多様な参加国と参加マシン
500人近い大サーカスの移動が始まった

今年の競技車両は二輪が20台、サイドカーが1台、そして四輪が41台、総勢六十数台という陣容です。これにサービス(約100台)やメディアのクルマ(約30台)を加えると、実に200台近いクルマと500人近い関係者の集団が、ラオスのゴールを目指して毎日移動していくことになるのです。

エントラントの国籍もインド、インドネシア、オーストラリア、カンボジア、タイ、台湾、日本、ベトナム、アメリカと例年にも増して多種多様な環境。これに初参加となるイスラエルも加わり、本当に国際色豊かな大会となりました。

四輪はこのところ、タイ国内のレースでも人気が高いトヨタ ハイラックスが15台と圧倒的に多く、次いでライバルのいすゞ D-Maxが9台、三菱トライトンが4台、トヨタフォーチュナー、トヨタ ランドクルーザー、フォード ラプターがそれぞれ3台、スズキ ジムニーが2台と続いています。ランドクルーザーは80、200、300が1台ずつエントリーしており、新旧マシンの戦いにも注目が集まります。

今年も繰り広げられるのか?
三菱、トヨタ、いすゞの3つ巴の戦い!

なお、昨年の覇者、「チーム三菱ラリーアート」は今大会直前に「トライトン」の新型モデルを発表。昨年以上に本格的なクロスカントリーラリー用モディファイを施し、万全の3台体制で臨んできました。それぞれのマシンが極悪マッドを含む800km以上の悪路テストをこなし、2連覇の栄冠をワールドプレミアの新型車でもぎ取るべく、牙を剥き出しにして参戦しています。

これを迎え打つのがトヨタの「ハイラックスレボ」とそのSUVモデル「フォーチュナー」です。特に昨年2位の「トヨタ ガズー レーシング タイランド」率いる2台のハイラックスレボと、セミワークスながら3位、4位と気を吐いた「トヨタ ガズー レーシング インドネシア」のフォーチュナーにご注目。そしてまた、昨年前半戦で圧倒的な速さを見せた「アユミ レーシング チーム」のいすゞ D-MAXからも目を離すことができません。

ネオン輝く「ウォーキングストリート」に六十数台のマシンが集結、
そしてスタート!

セレモニアルスタートはパタヤ随一の繁華街「ウォーキングストリート」にて行われました。ネオン輝く魅惑と喧噪のストリートに特設のステージが設けられ、陽が沈み20時頃になると色とりどりの競技マシン達が集まってきました。

そしてパタヤ副市長(Pattaya deputy mayor)の Krisana Boonsawad 氏が大会の開幕を高らかに宣言すると、六十数台の競技車両が1台、また1台とスタートを切って行きました。

なお、本格的なラリーが始まるのは明日14日月曜日から。早朝6時には二輪の選手が先頭を切ってこの GRAND PALAZZO HOTEL PATATAYA からスタートして行きます。ぜひ明日以降のレポートも楽しみにご覧ください。

それではまた、お会いしましょう!

(写真/高橋 学、文/河村 大)

GPSドライブレコーダーシステムで競技を正確に記録

昨年に続き、今年も Taiwan Looking Technology 社 の GPSドライブレコーダーシステム の装着が全車に義務付けられるようになりました。これはラリーの過酷な環境や雨季などの条件に合わせて設計された「DB5」というモデルで、これにより、GPSの軌跡や移動スピードだけでなく、前後方向の映像も同時に記録されるようになるため、競技上発生した問題についてもその解決に役立つ情報が得られるようになっています。

また、このシステムの導入に伴い、競技者はSS前後で提示される「GPS ON」「GPS OFF」といった表示に応じてシステムをオン・オフするよう、新たに義務付けられることとなりました。

なお、記録映像は内蔵のSDカードから取り出せるようになっており、参加者が個人的に使用することも可能です。映像は十分に見やすく、後からラリーの振り返りをするのにとても役立つので、オフィシャルにSDカードを渡す前に必ず保存しているチームも多数見受けられました。

(写真/高橋 学、文/河村 大)

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