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8月12日(月)スラータニ

予想外の難コースにミスコース続出!
四輪のトップはTOYOTA GAZOO RACING THAILANDのマナ選手

序盤から幾つかのチームにトラブルが続発

スタートからしばらくは小高い丘を登り下りする3次元の地形。路面は乾燥して硬く、凸凹も激しく、コース幅も狭くて、スピードが上がらない。ランドクルーザー300で参戦している飯島祐一選手からは「クルマの両脇を擦らないと通り抜けられないところがあった」とのコメントも届いている。

ここで、昨年総合2位の ♯102 TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA の Tubagus Adhi MOERINSYAHDI(インドネシア)/ Jatuporn BURAKITPACHA(タイ)組のトヨタ フォーチュナーなど、幾つかのクルマがマシントラブルで時間をロス。

♯136 Asian Rally team の Roslyn SHEN(台湾)/ Nada SIMARAKS(タイ)のスズキ ジムニーはミスコース直後にぬかるみにハマってしまい、スタック。ウインチを使おうにもリモコンケーブルが見当たらず、急きょリモコン端子を針金で短絡させて脱出させている。なお、その後の走行でフロントの駆動を失ってしまっている。

また、♯125 Team BANDIT Thailand の Bandit PANTHITA(タイ)/ Phairote PONGSAPAN(タイ)組の スズキ エスクード はコースアウトして池に落下。フロアどころか荷室にも水が溢れるほどのスタックを喫したが、これもウインチによる脱出で事なきを得ている。本人はゴール後「エヴリシング オーライ! ノートラブル!」と至って明るいが、十分にエクストリームな冒険を満喫している。

Mario選手が最後尾から怒濤の追い上げ

二輪のトップはなんと最後尾からスタートした ♯37 Wheel Story の Mario Renato Karel IROTH 選手(インドネシア)。続く2位と3位には日本の Team OTOKONAKI から ♯1 砂川保史 選手 と ♯2 松本典久 選手がつけた。

今日の二輪はトップ集団も含め、エントラントほぼ全員がミスコースに悩まされた。四輪のトップ10が1時間半ほどでゴールしているのに対し、二輪のトップは2時間半と、その差は1時間も開いた。

四輪と違って、走りながら独力でコマ地図を確認せねばならぬ二輪選手にとって、今日のSSが想定以上に難しく、またミスコースからの復帰が難しかったことが伺える。

ここで大方の予想を裏切って15番手スタートながら5位に躍進したのが ♯17 Team Super Cub JAPAN Yotsuba motor cycle の 後藤大輝 選手。

後藤選手は四輪の Garage Monchi & Yanagawa Iron works JAPIND のサービススタッフから転じて、今大会は ホンダ の スーパーカブ を持ち込んで出場していたが、日本でラーメンや郵便物の配達で親しまれているスーパーカブを駆り、並み居るモトクロスバイクをゴボウ抜きするという信じられない快挙を演じてみせた。

後藤選手は「初めて出場してみて、SSがこんな難しいものとは思いませんでした。日本じゃありえないコース設定です。路面もチュルチュルだったり、ボコボコだったり、カチカチの赤土だったり。日向と日陰の陰影も強く、カブの速度でもギャップがとても見づらかったです。でも、ダートで直線が10キロぐらい続くところがあって、最高速は 80km/h 出るか出ないかくらいなんですが、スーパー気持ち良かったです」と語っていた。ただ、明日のリエゾンは今大会最長の431kmを誇っており、速度の伸び悩むカブでは時間内に移動することが相当辛いことが予想される。


悲願の初優勝に向けMana選手がトップに躍進!

4輪は TOYOTA GAZOO RACING THAILAND の ♯105 Mana PORNSIRICHERD(タイ)/ Kittisak KLINCHAN(タイ)組の トヨタ・ハイラックス レボ がトップ。ナビゲーションの難しい難コースに悩まされながら 1時間26分の速さで駆け抜けた。

続く2位は ISUZU SUPHAN EXPLORER LIQUI MOLY RALLY TEAM の ♯106 Thongchai KLINKATE(タイ)/ Banpoth AMPORNMAHA(タイ)組の いすゞ D-MAX 。ハイラックスに比べひと周りほど小さく軽いD-MAXは狭いコースでも水を得た魚のように動きがよく、トップから2分遅れの速さでゴールしている。

そして3位につけたのが2022年の覇者 Team MITSUBISHI RALLIART の ♯103 Chayapon YOTHA(タイ)/Peerapong SOMBUTWONG(タイ)組の 三菱・トライトン だ。

Chayapon 選手は今年、本気モードで優勝を獲りに来ている三菱ラリーアート勢の中にあって、セレモニアルスタートの時から明るくプレッシャーを感じさせない姿が目立っていたが、やはり、ここぞという場面でしっかり結果を出してきた。トップから約3分遅れのタイムだが、その差はほとんどない。

なお Team MITSUBISHI RALLIART のトライトンは5位にも♯130 Sakchai HANTRAKUL(タイ)/Jumpon DOUNGTHIP(タイ)組がトップから6分遅れでつけている。

4位は2023年を総合1位2位で征した TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA チームの中にあって、マシントラブルでリタイアと悔しい想いを味わっていた ♯115の 塙 郁夫(日本)/ 染宮弘和(日本)組。「みんながミスコースしていた所でちょっと多めに迷ってしまったけど、クルマの調子はすごくいい、まだまだイケますよ!」とのことだった。


初日はやや難解なコース設定で、どちらかというとナビゲーション勝負の「ナビコース」となったが、終わってみればトップ4にトヨタ ハイラックス、いすゞ D-MAX、三菱 トライトンとトヨタ フォーチュナー と優勝候補のチームとマシンがしっかりつけてくる安定のリザルト。四輪は二輪ほど激しい番狂わせや混乱はなかった模様だ。

明日はいつもより早くホテルをスタートし、タイ中部の街「チャアム」へと向かう。その移動距離は今大会最長となる553km。ただし121km予定されていた競技区間はPCストップ以降の後半がキャンセルされ、短くなっている。いずれにせよ移動距離の長い日はちょっとしたトラブルが命とりになる。選手達はもちろん、サービススタッフにとっても非常にタフな1日となりそうだ。次のレポートをお楽しみに!

(写真/高橋 学、文/河村 大)

エントラントのコメント

♯66 Rising Sun Racing 渡辺 正人 / 大関 政広 組(WSP)

途中、コンクリートの柱で作られた橋があって、左に2本、右に3本並んでいて、多分4輪のトレッド幅だと渡れるんですが、うちのサイドカーは、その幅がギリギリで、隣乗ってる大関さんが落ちる!落ちる! って(笑)。
あそこは二輪がスピード落とさずに突っ込んじゃうと、川に落ちちゃうかもしれませんね。
前半は調子よくて、後半ちょっとマシントラブルでタイム落ちちゃったんですけど、もう直りました。明日もイケます!


♯101 TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA 青木 拓磨 選手(トヨタ フォーチュナー)

今日は悪くなかったんですけど、大きな穴に落ちてしまい、ウインチで脱出した分タイムロスしました。もう少しで横転してしまうほど斜めに刺さりました。
今日は初めてのT2マシン(市販車無改造)がどんな感じかなっていうのが大体つかめたので、明日はもうちょっとエンジンかけていこうと思います。やっぱり高速セクションではT1に比べてちょっと遅れがちですが、そこをなんとか上手くやっていこうと思います。

♯107 Team MITSUBISHI RALLIART 田口勝彦 / 保井隆宏組(三菱トライトン)

ちょっとナビゲーションが難しかったですけど、トラブルなく、順調です。クルマはとてもいい感じ。タイヤも問題なしです。

♯115 TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA 塙 郁夫 選手(トヨタ フォーチュナー)

今日はね、リエゾン中にいきなりラリーコンピューターが壊れちゃって。あれれれーって感じで。で、急遽取り付けた、慣れてないラリコンで走りました。とにかくコース設定がすごくトリッキーで結構ロストしたよ。クルマ? 調子いいよ。ヨコハマジオランダーのM/Tタイヤも調子いい。僕は交換なしで走りたいんだけど、メカさんがね。どうしても新しいのに変えてっていうので、1回くらい交換すると思うよ。

♯121 Kyushudanji Team Japan 森川金也 / 内田雅彦 組(トヨタ ランドクルーザー80)

初日は抑えていこうということで、車はすごく状態が良かったです。みんなで1年間やってきたことが全てハンドルに伝わってきました。ちょっとコマがうまく読めなくて、道に迷ってしまったので、タイムロスしてしまいましたね。今日のはもう誰にとっても難し過ぎて、仕方ないのかなと思います。でも、クルマの状態はいいのでまた明日から頑張ります。

♯123 THE SRS-OSAKA WELPORT RALLY TEAM 飯島祐一 / 佐藤恭平 / 青木孝次(トヨタ ランドクルーザー300)

残り30キロぐらいで左フロントのダンパーを止めていたボルトが飛んでしまい、車がドーンと落ちました。締めつけトルクの問題だったかも知れません。なんとか修理して完走できてよかったです。ペナルティもなく。コースは結構入り口が細いところがあって、フッと見落とすことが多かったですね。それと、ランクルでは両脇擦らないと通れないところもありました。まあでもね、楽しかったです。やっぱり。よかったです。明日からちょっと後ろからのスタートになりますけど、これでトラブル出尽くしたら、前に行くしかありませんから。頑張って6日間走り切ろうと思います!

♯126 Garage Monchi & Yanagawa Iron works JAPIND 竹野悟史 / 柳川直之(スズキ ジムニー シエラ)

いきなりハードなSSでしたよ。溝だらけの固い路面の登りとか下りとか。コースも狭いのに全部穴だらけ。勾配もキツくて、ローレンジの2速じゃないと登れないところもあった。ハイレンジ? いや、今日は最初からローギアやったよ。久しぶりやし。ローで正解。2駆で走れるところはなかったと思う。全体的には良いレースだったかな。もうね、ナビが「あれは無理!」って言う、そんなコース。みんなミスコースでくっちくちゃになって。タイヤの跡もいろんなとこに付いてたし。そんなところをね、柳川とふたりでチェックしながらよう出してきたなって、そんな1日やった。スピード? やっぱりね、上位チームのマシンはストロークあるんでどんどん踏んでいくんですよね。タイヤも大きいし。僕らはね、そんなんしたら壊れるんで、一個ギャップを越えるたびに減速して加速して。どんどん離されるけど、もう必死やね。でも今年はね、僕ら、クルマを壊さないように走ろうって話してる。クルマを壊さんかったら、サービスも遅くまで修理せんでええし、みんながハッピーやでね。ひとつひとつ大事に、飛ばすとこは飛ばして、このまま行きますよ!

♯127 FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES 川畑 真人 / デイチャポン トオイチャロン(トヨタ ランドクルーザー150 プラド)

久しぶりのAXCRです。2回目ですが、その間に北海道や長野でラリー経験は積んできたので、ちょっと自信のあるところと不安なところと入り混じるような感じでスタートしました。実はコドライバーの選手が私と同じドリフトドライバーで、ラリーの経験もなく、今回初めてなんです。ですので、こっちに来てから色々な人にアドバイスをもらいながらやっています。ミスコースした時も、すぐ戻ろう! すぐ戻ろう! という感じで、なんとかコマ図通りに進むようになってきたので、大きなロスになりませんでした。そこは良かったと思います。車はこっちに来てからいろいろトラブルがあって、修復できている部分と修復できずにそのままスタートしてしまっている部分もあって、足回りに関しては、ショックが抜けちゃっている状態です。そのせいもあって首と背中を痛めちゃったんですけど、チームにも対策をいろいろ検討してもらっていて、期間中に何とか修理すべく動いてもらっていいます。とにかく今は “速さ” とかは二の次で、なんとか前に進もう! という、そんな状況です。今日、ゴールできてよかったですし、今後マシンが直ることを期待しています。

♯135 WÜRTH Power135 TRD HILUX 新田正直 / 里中謙太(トヨタ ハイラックス)

車の性能が去年よりもかなり上がっていて、アベレージスピードが高くなってしまって、去年の感覚でコドライバーがマップを読んでいると車がどんどん先へ行っちゃうような状況でした。それでミスコースしてしまって、30分くらいループしていたらコースがどんどん悪くなってしまって。悪路走行の練習にはなりましたが…多分明日からはもう少しペースが合ってくると思います!(新田)
ミスコースして迷ってしまって…なんとかマップを解読して復帰できたからよかったものの、タイム的にはちょっともったいなかったなというのが正直なところですね。明日からまたがんばります。(里中)

♯136 Asian Rally team Roslyn SHEN(TWN)/ Nada SIMARAKS(THA)スズキ ジムニー シエラ

とても速いクルマが後から来たから、私達は右に避けたの。そのまま分かれ道を右に進んでみたけれど、実はそれが間違った道! おまけに泥でスタック! 当たり前だけど、後から誰も助けに来てくれなかった。ウインチで脱出しようと思ったけど、ここでもうひとつ問題が! どこを探してもリモコンケーブルがないの!! でもそばにいた人が、ウインチの端子を針金で短絡させる方法を知っていて、それで脱出したの。うん。ちゃんと自分達だけで作業したわ。残念ながらペナルティをもらってしまったけど、明日からもがんばります!

♯137 Team MITSUBISHI RALLIART 小出一登 / 千葉 栄二 組(三菱トライトン)

私は普段、社内の開発ドライバーを育成する仕事をしています。今大会はまずは完走して、車両のデータを沢山集めることを目的としています。ですので、ちょっと抑え気味に走っていますが、今日は道が難しくてなかなか大変な1日でした。クルマはとても順調です。何のトラブルもありません。

♯144 CUSCO RACING 柳澤宏至 / 加勢直毅(三菱 トライトン)

びっくりのイベントです。今まではペースノートを見ながら走るスピードのタイプのラリーしか経験がなかったので…。あと、基本的に有視界走行といいますか。このラリーでは次何が起こるか、この先道がどうなっているか、そういったことが分からない状態で走るのである意味視覚情報が全てになります。もうとにかく、ミスコースしないように走るのが難しいです。ここ廃道でしょ。絶対ここ違うよねっていう道があったりするんですが、そこを入ったらちゃんとアローがあったり…。びっくりの連続でしたが、明日もがんばります!

TOYOTA GAZOO RACING THAILAND チーム関係者(リザルト発表前のインタビュー)

まだリザルトが出ていませんが、今、手元のチェックだと♯105のマナ選手がデイリートップかなと思ってます。チームの雰囲気は非常に良いですね。あと、新しく投入したT2のクラスも特別大きなトラブルもなく順調に走っています。

Moto

初日からコマ図解読困難!? 前へ進む能力が差をつけた

道路状況によるコース変更やルート変更は、アジアンラリーに限らずラリーイベントには「あるある」話。それが初日からとなると、参加者にとってなんとなく緊張が高まる瞬間でもある。もちろん、ラリーイベントに慣れたライダーならそれなりに順応するものの、もともとタイの道は日本の道路に慣れたライダーにとっては奇々怪々そのもの。道かどうかも判別できない場合が多い。かくいうメディアでさえ、コマ図(巻物状ではなくA5サイズ程度のブック)を片手に現地ドライバーの行く先を誘導し、さらに奥へ入り込んだところでは徒歩でそのルートを見極めようとしても迷うほど。それを運転しながら前方とコマ図、移動距離を照らし合わせながら瞬時に進行方向を定めるライダーは、至難の業をこなしていると言える。

2024年のアジアンラリーは、当初はタイからマレーシアへ向かう予定だった。それが諸事情によりタイ国内完結となり、始まってみれば初日は道路崩壊との情報でSS1のスタート地点がズレて距離が圧縮され、朝6時30分宿泊地(ホテル)スタート予定も2時間遅れの8時30分となり、ずいぶんとのんびりした走り出しとなった(ちょっと嬉しい)。

ところが、我々メディア(スチール撮影班)がMoto(二輪)のスタート時間より1時間早くホテルを出発し、撮影ポイントを確定して最初のライダーを待ち構えていると、待てど暮らせど誰も来ない……おおよそ2時間以上経ってようやくトップのライダー(日本人選手)が目の前を疾走した。

アジアンラリーに慣れた日本人ライダーと海外選手が数人過ぎたところで、次に現れたのは、なんとサイドカークロスだった。例年であればカメラの前に現れること自体が奇跡に近いコンビがやってきて、さらに、ホンダのビジネスバイク、登場からこれまで世界でもっとも売れている「スーパーカブ」でエントリーした日本人がやってきた。これはおかしい……。

聞けば、やはりコマ図の解読が困難だったらしい。路面自体が行く手を阻む状況ではなく、コマ図の一部が実際の道と距離が合わない状況で「ここだろう」と思った道を行くと違うことに気付いて元の場所に戻り、また違う道を行っては戻り……のラビリンスで、ちょっとしたロスト祭りになっていた。

そのような状況では、マシンのスペックは関係ない。いかに早く正規のルートを見つけ出すかが差をつけることになる。もちろん、運や偶然も大きく影響する。現地住民が行く先を指し示してくれることもあるし(これも怪しいが)、すれ違う迷子同士の一言が明暗を分けることもある。

スルスルとルートをトレースしたライダーに聞けば、スピードは出さずにコマ図と道をじっくり見て、ゆっくり進んできたと言う。

ちなみに、スーパーカブが来たかと思ったら、1時間差でスタートしたAuto(四輪)のトップが追いつき、目の前で道を譲る光景があった。クルマはバイクよりも遥かに速い。爆音と盛大なクラクションと轟かせながら、前方のバイクに危険を知らせてくれる。

この日、ライダーにけが人は無く、誰もが完走したわけでもなく(過酷な環境で身の安全を確保するために途中でエスケープするライダーも少なくない)、ホテルに戻ればみな明日に向けて準備を整えている。

「なんとかたどり着いた~!」や「助かった~!」、「もうムリ~」、「今年は余裕だね」、「やっぱアジアンラリーは楽しい」などのセリフは一切ないまま、Leg1は終了した。

6日間続く初日を終えて思うことがあるとしたら、ある意味、不気味な幕開けだ……。

(写真・文/田中善介)

Provisional Result SS1
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AUTO
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MOTO, SIDECAR
Start List Leg2
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AUTO
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MOTO, SIDECAR

Sponsors

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PROPAK
WELPORT CORPORATION,LTD.
CHUOH TECHNICAL SCHOOL

Cooperation

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COMEUP_WINCH
E_CARGO
RAEMCO
RALLIART
TOP4x4
 
Tras
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VVP4x4
 
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